こんにちは。会社員ミニマリストのカボチャです。
今回は、情報の断捨離について紹介します。物の断捨離はできても、なかなかできないのが、この情報の断捨離です。
さて皆さん、下記の情報媒体に、人がどのくらい時間を使っているかご存知でしょうか。
- スマホ
- テレビ
- インターネット
カボチャも気になったので、調べてみました。結果については、記事の中で紹介しているので読んでみてください。
この記事はこんな人におすすめ
この記事は、こんな人にオススメです。気づいたら、テレビやネットサーフィンやSNSを、ダラダラ見ている。って方は、特に必見です。
- スマホを気づいたら開いてしまう
- SNSのチェックがやめられない
- 家に帰ったら、とりあえずテレビをつけている
- インターネットやSNSに疲れてしまった
- 一人の時間を取り戻したい
主なメディアの利用時間についての調査

スマホやテレビ、インターネットに、人がどのくらい時間を使っているか、カボチャも気になったので調べてみました。改めてデータをしっかり見てみると、いろんなことが分かって面白いです。
各メディアの年代別の利用時間
調べたデータですが、総務省の平成30年度の情報通信白書の中に、「主なメディアの利用時間と行為者率」というデータがあったので参照しました。
その中にあった、2017年のデータを下記に要約しました。
テレビの視聴時間については、平日1日の平均値のデータを見ると下記のようになります。
60代 253分
50代 202分
40代 151分
30代 122分
20代 92分
10代 74分
ここから言えることを下記にまとめてみました。
- テレビの視聴時間は、年代が上がるにつれ増加傾向
- 60代が最高で、平日1日に、253分もテレビを視聴
- 10代は、74分。20代は92分、と少なめ
次に、ネットの利用時間、平日1日の平均値のデータは下記です。
20代 162分
10代 129分
30代 121分
40代 109分
50代 78分
60代 39分
ここから言えることは下記です。
- ネットの利用時間は、年代が下がるにつれ増加傾向
- ネットの利用時間は、20代が、平日1日に162分、と最高
- 60代は、平日1日に、39分しかネットを利用していない
この辺りは、カボチャが感覚的に持っていたイメージと一致しました。
2013年のデータと比べてみた結果
上記で紹介した、各メディアの年代別の利用時間を、2013年のデータと比較してみると、テレビと新聞の凋落が、データからもわかります。
- テレビの視聴時間は、全体的に少なくなってきている
- また、テレビの視聴者率も下降気味
- 反対に、ネットの利用時間は全年代で増加している
- 新聞の利用時間、利用者率も下降気味
人々の主要メディアが、「テレビ・新聞から、インターネットに移っている」ことが、このデータからよくわかります。
情報の断捨離はなぜ必要か

さて、先ほどのデータを持って言いたかったのは、「人々の主要メディアが、テレビ・新聞から、インターネットに移っている」ということではないんです。
一人当たり、平日1日に、数時間以上もメディアの利用に費やしている、という事実です。
先ほどは、平日のデータを紹介しましたが、休日の利用時間はもっと多いです。
メディアは、あなたを逃さないように作られている
書評『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する/カル・ニューポート』。デジタルから離れて、孤独なろう!で、紹介しましたが、SNSはあなたを逃さないように、巧妙な罠を張り巡らせています。
普段、SNSを使っている人は意識していないと思いますが、SNSはユーザーに、いかに長い時間、SNSに注意を向けさせるかを考えて設計されています。
それは何故か。理由は、SNSで表示される広告が、彼らの主な収益源だからです。
ユーザーができるだけ長い時間SNS上に滞在し、広告を見てもらうことが重要なんですね。SNSは、「すべての人への大型広告」とも言えます。
同じように、テレビも、視聴者がCMを見るように番組構成を作っています。
よくある、「この結末はCMの後で!」みたいな誘導ですね。大体しょうもない結果を見せられるのがオチですが。笑
SNSやテレビの中には、有益な情報もあるかもしれません。が、多くは、広告を長い時間見てもらうことに主眼を置いています。
よって、一人一人の視聴者に、本当に有益な情報をもたらしてくれるメディアは少ないと思っていた方がいいです。
本当に必要な情報だけに触れることが大事
ここで、ミニマリズムの目的に立ち返ってみましょう。ミニマリズムで、人生が豊かになる理由を解説します。で紹介しましたが、ミニマリズムの定義は、下記です。
“本当に必要なモノだけを所有することによって、
人生の大切なことにフォーカスし、
より豊かな生活を送る“
これは、物だけでなく、情報も同じです。
本当に必要な情報だけに触れ、有益な情報を得て、人生の大切なことにフォーカスする。つまり、時間を浪費する必要のない情報を、遮断する必要があります。
情報の断捨離のための、10のコツを紹介します
それでは、情報の断捨離のコツを紹介していきます。簡単に始められるコツばかりなので、実践してみてください。
1.テレビをとりあえず付けるのをやめる

「帰ったらとりあえずテレビをつけて・・・」が習慣になっている人は、まずその習慣をやめましょう。
テレビをとりあえず付けると、情報を受け身で受け取るようになり、自分にとって必要ない情報に、ダラダラと時間を浪費するようになります。
テレビを見るときは、「どういった情報を得るために見るか」という視点で、「自分にとって有益な情報を得られているか」を考えながら、見るようにしましょう。
録画をしておいて、毎日決まった時間にだけテレビを見る、というのでもいいと思います。
2.テレビ、新聞、SNSにアクセスする時間を決める

テレビ、新聞、SNSにアクセスする時間を、あらかじめ決めておきましょう。
- SNSは、通勤時間のみチェック
- テレビは1日1時間、録画したものを夕食後に見る
など、決まった時間に見る習慣をつけることで、ダラダラと受動的に見るのを防ぐことができます。
3.スマートフォンの通知機能をすべてオフにする

リマインダーと電話の着信以外の、スマートフォンの通知をオフにすることは、情報の断捨離をするのにとても有効です。
LINEやFacebook、Twitterやinstagram、など、ありとあらゆるアプリの通知をオフにします。通知がされるのは、リマインダーと電話の着信のみにしておきます。
「メッセージやSNSをチェックするのは、自分がアプリを開いたときだけ」という状態にしておくと、自分の時間を取られずに済みます。見ないように気をつけていても、通知が来てしまうと、やっぱりすぐチェックしてしまいます。
また、何かに集中すべき時間を、通知によって阻害されるのを防ぐことができます。
最初は、通知がないのが不安になりますが、すぐに慣れるので安心してください。
友達や家族には、通知をオフにしていることを周知して、緊急や急ぎの場合は、電話をしてもらうようにしておけば問題ありません。
4.SNSのフォローを最小限に絞る

LINEやFacebook、Twitterやinstagram、で、たくさんのアカウントをフォローをしている人もいるかと思いますが、最低限に絞りましょう。
フォローする基準としては、下記自分にプラスになるアカウントをフォローし、それ以外のアカウントのフォローは思い切って外してください。
- 有益な情報を与えてくれる
- ネガティブな気持ちにさせない
- やる気を起こさせてくれる
ネガティブな気持ちにさせるアカウントや、怒りを誘発させるアカウントは、依存性があります。そのときは見ていて心地よいかもしれませんが、結局は何も残らず、虚しい気持ちになるだけです。
上記のようなアカウントはフォローから外し、最小限のフォロー数を維持するようにしましょう。
5.ブックマーク/お気に入りを最小限に絞る
これも、SNSのフォローのアカウント数と同じで、下記のようなサイトのみに絞って、ブックマーク・お気に入りに追加しましょう。
- 有益な情報を与えてくれる
- ネガティヴな気持ちにさせない
- やる気を起こさせてくれる
また、半年以上見ていないサイトは、これからも見る可能性は低いです。ブックマーク・お気に入りからは削除し、アクセスするサイトの数を絞ってください。
6.SNSで、”いいね”をしない

たまにSNSで、全ての投稿に「いいね」をする人がいます。
「いいね」を義務感でしているようであれば、そのSNSはきっぱりやめたほうがいいです。
もし、「いいね」をしなければ、途切れるような関係であれば、繋がっていても意味はありません。お互い必要としている関係であれば、「いいね」をしなくても続いているはずです。
義務感で、全てに「いいね」をするのをやめて、自分にとって、繋がっていたい人との関係を大切にするようにしましょう。
7.メッセージは、時間を決めてまとめて処理する
通知をオフにする、と似ているのですが、緊急性のないメッセージは、時間を決めてまとめて返信するといいです。例えば、通勤時間、休み時間、帰宅時、など。
常に返信をしていると、自分のことに集中すべき時間も奪われてしまいます。まとめて返信する時間を決めて、返信するようにしましょう。
8.スマホを置いて、長い散歩に出る

家の周りの地域を、1時間や2時間、スマホを持たずに散歩してみましょう。
スマホを置いて、長めの散歩にでることは、情報から強制的に遮断されるので有効です。また、情報から距離をおく練習にもなります。普段はすぐにスマホを見てしまう人も、家に置いてくれば見ることもできません。
スマホなしで散歩をしていると、普段は意識していなかった周囲のことに気づいたり、普段は考えることのなかったことを考えることができたり、ふとしたアイディアが浮かんでくることがあります。
また、最後に紹介しますが、長めの散歩に出ることで、強制的に「孤独になる」ことができます。強制的に孤独になることで、自分の思考を取り戻すことができます。
スマホやネット依存かもしれないと思った人は、練習として、スマホ・パソコンを置いて長い散歩に出かけてみましょう。
9.情報は与えられるのではなく、取りに行くものと考える
情報は与えられるのではなく、取りに行くものと考える。こう考えることにより、自分が受け身で情報にさらされている状態、に気づくことができます。
例えば、帰ったら無意識のうちにテレビをつけてしまったり、ネットサーフィンを何時間もしてしまったり、SNSをとりあえずチェックしたり、こういった行動を、「情報は取りに行くもの」と意識するだけで防ぐことができます。
無意識のうちにダラダラと、テレビやSNS、ネットを見はじめたら、「情報は取りに行くもの」ということを、思い出してみましょう。
10.孤独になる
孤独になることは、とても大事なことです。
書評『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する/カル・ニューポート』。デジタルから離れて、孤独なろう!で紹介しましたが、本書での孤独の定義は、下記です。
孤独とは、自分の思考が他者の思考のインプットから切り離された意識の状態を指す。
デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する/カル・ニューポート
孤独になり、自分の思考で考えるようになって初めて、自分が何にフォーカスし、どう行動すべきか、を考えることができます。
もし、24時間、他者の思考のインプット、つまり、メディアやSNSにさらされていると、自分の思考を持つことができません。情報の断捨離はつまり、孤独になる時間をつくること、とも言えます。
まとめ
物の断捨離は見えている分、簡単です。
それに対して、情報は見えていないところで、依存してしまっている可能性があります。そのため、注意していないと、自分の大事な時間を奪われてしまいます。
スマホやSNS、テレビなどに時間を使いすぎているな、と思う瞬間があれば、今回紹介した、情報の断捨離のための10のコツ、を試してみてください。
そのほかの断捨離の具体的な実践方法については、下記の記事を参照してください。
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