こんにちは。会社員ミニマリストのカボチャです。
今回は、仕事ができる人になるにはどうすればいいか、というお話です。
巷でよく聞く、仕事のできる人の特徴ってありますよね。
例えば、レスポンスや判断が早い、時間の使い方が上手い、優先順位のつけ方が上手、などです。
じゃあ、これらの特徴をどうやって身につけられるのか。
上司や先輩に教えてもらったり、ノウハウ本を読んだり、講座を受けたり。色々あると思いますが、簡単な方法があります。
それは、この記事のタイトルの通り、「料理を覚えればいいじゃない?」です。
ふざけてないですよ、いたって真面目な提案です!笑
まずは、仕事のできる人の特徴をみた後に、なぜ料理を覚えると仕事ができる人になれるのか、を解説していきます!
仕事のできる人の特徴ってなに?

まず、仕事のできる人の特徴をみていきます。
これは、考え方や立場によって違ってくるとは思いますが、カボチャの考える仕事のできる人の特徴をあげてみます。
- ゴールが設定できる
- ゴールまでに必要なアクションを設定できる
- 各アクションの段取りを決めることができる
- 時間内に仕事を終わらせることができる
上記の順番で仕事を回せる人が、仕事ができる人ではないでしょうか。
理由をみていきましょう!
ゴールが設定できる
まずは、ゴールが設定できる人は仕事ができる人です。なぜでしょうか。
どんな仕事にも必ず求められる成果物があります。
例えば、営業なら案件を受注してくる、医者なら患者を治療する、など、求められている結果がありますよね。
仕事として何を求められているかを理解する。
そして、求められている成果物、つまりゴールを設定し遂行する。ここが大事なポイントです。
もし、このポイントを理解していないと、一生懸命頑張ったとしても何も評価されません。なぜなら、求められている結果以外のことを達成することは、仕事ではないからです。
仕事のできる人は、仕事をはじめる時に、ゴールは何か、をまず頭の中で考えます。
ゴールまでに必要なアクションを設定できる
ゴールにたどり着くまでに必要なアクション、を設定できるのも仕事のできる人の特徴です。
仕事に取りかかってからゴールにたどり着くまでに、必ず段階があります。
例えば、肺炎の患者を治療するためには、大まかに言うと、診察、検査、投薬、経過観察、のようなステップを踏みます。
検査もせずにいきなり投薬をはじめたりはしないですよね。
何も考えないままいきなり仕事に取りかかるのではなく、ゴールまでたどり着くには、どういったアクションが必要かを考えられる人。
これができる人は仕事ができる人です。
各アクションの段取りを決めることができる
ゴールまでたどり着くにはどういったアクションが必要か。
これをを考えた後は、どういった順番、スケジュールで段取りを組むか、を決めることが重要になってきます。
なぜなら、仕事には、必ず設定された期限があります。いくらでも時間を掛けていい仕事は存在しません。
決められた期限の中でゴールまでたどり着くためには、必ず、スケジュールと段取りを設定することが必要になってきます。
時間内に仕事を終わらせることができる
ゴールを決めて、必要なアクションを確認し、段取りを決めたら、あとは仕事を遂行していきます。
ここで大切なのは、決められた時間内に仕事を終わらせることです。
もし、ある成果物を10日で完成させなければならない仕事があったとします。
この仕事に取り組んだ二人の結果は下記です。どちらが評価されるでしょうか。
- 10日で80%の完成度で仕上げたAさん
- 15日で120%の完成度で仕上げたBさん
仕事の内容にもよるかもしれませんが、仕事で評価されるのは、10日で80%の完成度で仕上げたAさんです。(職種によっては例外がありますが)
なぜなら、どんな仕事にも必ず期限があります。
期限の中で完成させることに意味があるのであって、期限を大幅にすぎて仕事を完成させても、その仕事が必要でなくなったり、他の仕事のスケジュールに影響したりするからです。
また、仕事のスケジュールが守れない人は、いくら完成度が高い仕事をしたとしても信用されません。
ある程度の水準の成果物を、決められた期限内に完成させる人が、評価されます。
(まあ、一部例外はありますが。笑)
仕事ができる人になるためのおすすめ本
ここで、カボチャのおすすめする、仕事ができる人になるためのおすすめ本を紹介します。
仕事をする上で押さえておくといいポイントを、著者の経験から紹介しています。
仕事を円滑に進め、かつ、評価されるポイントが、面白く紹介されていますので、気楽な気持ちで読んでみてください。
質問や会話、発表などのコミュニケーションのコツが紹介されています。情報のインプットやアウトプットについて、気をつけるポイントもわかりやすく解説されています。
質問や会話が苦手な人は、ぜひ読んでみてください。
料理が上手い人の特徴ってなに?

さて、やっと本題に入ります。笑
なぜ、仕事ができる人になりたければ、料理を覚えるのがいいか。ここを説明していきます。
料理を上手くやるためのコツってなんだと思いますか?
料理を美味しく作ると言うのもあります。
ですが、料理をこなしていくための工程が一番重要です。
まず、どういった工程で料理をしていくかを見てみましょう。
- どの料理を作るかを決める。(洋食、和食、品目や主菜、副菜など)
- レシピを確認して、材料の調達を終わらせる
- どの品をどの順番で作っていくかを決める
- 提供するタイミングを考えながら、作っていく
この段取りできちんと調理していけば、失敗せずに料理ができます。
このプロセス、どこかで見た覚えがありませんか?
そう、さっき紹介した、仕事ができる人の特徴と全く同じなんです。
どの料理を作るかを決める
まず、どの料理を作るかを決めることからはじめます。
和食、洋食、中華など、どういった献立にするか、また、品目を何にするかを決定していきます。
これは仕事で言うと、ゴールを設定する、と同じですね。
レシピを確認して、材料の調達を終わらせる
何を作るかを決めたら、レシピを確認します。
作り慣れたものであればレシピを見ずに作れると思いますし、初めて作るものであればレシピを確認して、材料、工程、時間、などを確認していきます。
これは仕事でいうと、ゴールまでに必要なアクションを設定する、と同じです。
どんな材料が必要か、調理の工程や、時間がどのくらいかかるか、を確認していきます。
どの品をどの順番で作っていくかを決める
レシピを確認し、材料の調達を完了したら、各品目にどのような工程が必要で、どのくらいの時間がかかるかを確認します。
そして、どの順番で工程をこなしていくかを段取りしていきます。
これは仕事でいうと、各アクションの段取りを決めることができる、と同じです。
提供するタイミングを考えながら、作っていく
準備が完了したら、決めた段取りで調理をしていきます。
この時、ただやみくもに作っていくのではなく、提供のタイミングを考えながら調理していく必要があります。
例えば、品目によっては、調理の前に下準備が必要だったりします。
冷めても美味しく食べられるものは、先に調理をしておく。
出来立てが美味しいものは、提供のタイミングを考えながら、段取りをしていく必要があります。
これは仕事でいうと、時間内に仕事を終わらせることができる、と同じです。
料理も仕事と同じで、いくらでも時間をかけることはできません。
こだわって何時間もかけて作ることはできますが、家族の夕食や、誰かに料理を振るまう時など、一品にかけられる時間は限られています。
つまり、料理上手は仕事上手
このように、料理を上手にこなしていくやり方と、仕事をうまく回していくやり方は、ほぼ共通していると言えます。
おさらいしてみると、仕事のできる人の特徴は下記です。
- ゴールが設定できる
- ゴールまでに必要なアクションを設定できる
- 各アクションの段取りを決めることができる
- 時間内に仕事を終わらせることができる
料理を上手くこなしていくための工程は下記です。
- どの料理を作るかを決める。(洋食、和食、品目や主菜、副菜など)
- レシピを確認して、材料の調達を終わらせる
- どの品をどの順番で作っていくかを決める
- 提供するタイミングを考えながら、作っていく
どちらも、ゴールを明確にし、そのための準備と段取りを決めて、限られた時間の中でプロセスを回していく必要があります。
カボチャの周りの人で、料理がうまい人は、十中八九で仕事ができる人です。
特に、人を招いて料理が振るまえる人は、かなり仕事ができます。
仕事ができるから料理もできる、ともいえます。
ですが、料理ができるようになれば、仕事もうまくできるようになる、と思っています。
料理を通して、準備や段取り、時間配分を覚えていくことは、仕事にも活かせます。
では、料理を普段やっていない、または苦手な人は、どうやって覚えていけばいいでしょうか。
次から、説明していきます。
まずは、料理上手になってみよう

では、料理を覚えていくにはどうしたらいいでしょうか。
いきなり料理教室に通うのもいいと思いますが、自分で覚えていくのでもいいと思います。
いきなりいろんな種類の料理を覚えようとするのではなく、一品一品をマスターしていくことが重要です。
なぜなら、料理を上手に作っていくためには、その料理のレシピ、段取り、かかる時間を理解することが必要だからです。
まずは、一品をマスターする
まずは、簡単に作れる一品をマスターしていきます。レシピ本を見ながら、簡単な料理、例えば、卵焼きなんかを作ってみましょう。
材料は何が必要で、どういう工程で、気をつけるポイント、などをレシピをみながら調理していきます。
失敗しても落ち込まず、また作ってみましょう。みんな最初は失敗するもんです。笑
何回かレシピを見ながら作っていくと、次第にレシピをみなくても作れるようになっていきます。
一品をレシピを見なくても作れるようになったら、次の新しい一品の作り方を、レシピを見なくても作れるようになるまで覚えていきます。
次に、同時に何品かを作ってみよう
これを繰り返していくと、レシピを見なくても作ることができる料理が増えていきます。
何品かをレシピを見ずに作れるようになったら、同時に何品か調理する、に挑戦します。
一品ずつ作っているときに比べ、同時に何品も作る場合は、工夫がいります。
例えば、材料の調達。同じ食材を使う品目があれば、材料の購入の段階から無駄が無いように考慮します。
また、段取りもうまく考えないと時間がかかってしまいます。
下準備を終わらせて、調理のタイミングや順番を、うまいこと考えていく必要があります。
これは聞くと難しいように聞こえますが、各品目のレシピや工程をきっちり理解していると、自然と構築できるようになります。
繰り返しになりますが、まずは一品ずつマスターしていき、ある程度作れるようになったら、同時に何品目かを作ってみましょう。
ゴールは人に振るまえる料理が作れること
同時に何品も作れるようになったら、いよいよ最終段階、人に料理を振るまってみましょう。
自分や家族に作る時は、ある程度時間の猶予があったかもしれませんが、人に料理を振るまう場合はそうはいきません。
何人がいつ訪問してくるかを把握し、それに向けて下準備をし、提供する時間を考えながら調理していく必要があります。
冷めても美味しいものは、事前に完成させておき、温かいうちにだす料理は、訪問してから出せるように段取りと、時間の配分をする必要があります。
ここまでできるようになったら、仕事も上手にこなせるようになっているはずです。
料理を覚えたら、仕事に活かしてみよう

料理がある程度できるようになったら、仕事に活かしてみましょう。
これは、簡単です。
ある仕事をお願いされたら、ゴールは何かを考えます。
これは、どの品目を作るかを確認するのと同じです。何をいつまでに完成させなければならないかを確認します。
ゴールが分かれば、それを達成するには、どんな準備が必要で、段取りはどうするべきか、を考えます。
これは、レシピを確認し、どの順番で調理していくかを考えるのと同じです。
あとは決めた段取りで、仕事をこなしていきます。
時間のロスが無いように段取りを考え、時間の配分を確認しながら進めていきます。これは、どの品目のどの工程をどの順番で調理していくか、と同じです。
あとは時間配分を確認し、遅れていれば調整をしつつ完成させます。
100%でなくとも、80%くらいの出来で、時間通りにできればOKです。
こんな感じで仕事を回せるようになれば、必ず周りから信頼されるようになります。
また、誰かに仕事をうまく回せるようになってほしいと思っている人は、料理教室に通ってもらったり、調理を覚えてもらうというのも手かもしれません。
新入社員の研修なんかにいかがでしょうか。笑
仕事ができないと悩んでいる人は、ここで紹介したプロセスで、調理を覚えてみてください。
料理初心者のための、おすすめレシピ本
まずは、料理を覚えましょう。
一品ずつ、レシピを見ながらマスターしていき、何品かを覚えたら、同時に何品かを作ってみましょう。
ここで、初心者の人、料理が苦手な人におすすめなレシピ本を紹介します。
瀬尾幸子さんの「ラクうまごはんのコツ」は、タイトルの通り、手間を掛け過ぎずに美味しく作るレシピが紹介されています。
定番のレシピを、美味しく作るポイントと一緒に紹介されているので、料理初心者の方に特におすすめです。
調理器具の説明や、食品の保存方法の説明もありますので、まずはこれを一冊買って、レシピを覚えていくといいと思います。
料理家の土井善晴さんの「土井家の「一生もん」2品献立」は、定番の献立を、一工夫で美味しくなるポイントと一緒に紹介しています。
この本で、料理の基礎と美味しくなるコツを習得することができます。
一通りのレシピを覚えたら、もっと丁寧に美味しく作るために読んでみて下さい。