書評『より少ない生き方-ものを手放して豊かになる』他者に貢献するためのミニマリズム。

こんにちは。会社員ミニマリストのカボチャです。

今回は、「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」を読んだので紹介します。ミニマリストとして、何を目指すか、を考える指針になった本です。

この本はこんな人におすすめ

この本はこんな人におすすめです。

  • ミニマリズムで何を得られるのか知りたい人
  • 人に何かを与える生き方をしたい人
  • ミニマリスト、ミニマリズムに疲れた人。笑
  • 家庭を持っていて、ミニマリストになりたい人

物を減らすだけのミニマリズムに疲れてしまった、そこのあなた。ぜひ読んでください!ミニマリズムの本質に立ち返ることができます。

家族がいる人のためのミニマリズムについても触れられているので、家庭があってミニマリズムを実践したい方にもおすすめです。

著者はこんな人

この本の著者、ジョシュア・ベッカー 、はこんな人です。

現代のミニマリズム運動を代表する1人で、毎月100万人が訪れるミニマリズムを紹介するサイト、「becomingminimalist」の創始者。牧師さんでもあったとのことで、キリストや聖書の一節も、ミニマリズムと絡めて紹介されています。

この本におけるミニマリズムの定義

この本におけるミニマリズムの定義は下記です。とてもシンプルですよね。

いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものは全て排除する。

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

他のミニマリズムと異なる点は、物が主眼ではなく、人生において優先すべきものを第一に考えている点です。

人生の目的と、それにあったライフスタイルを実現するために、人生をシンプルにするという考え方です。

この本で得られること

この本で得られることを紹介します。

まず、ミニマリズムの目的や考え方をしっかり説明しているので、ミニマリズムの基本を理解することができます。ミニマリズムを知らない方や、これから始めようと思っている人にもおすすめです。

また、ミニマリズムの定義や目的がはっきりしているのでブレがありません。それをベースに、ミニマリズムを実践するためのハウツーが網羅されているので、誰でもミニマリズムを始められるように構成されています。

ミニマリズムの目的や、考え方は、カボチャとほぼ同じでした。このブログの代わりに読んでもらってもいいと思います。笑

ものを手放すことで得られるメリット

この本で紹介されていた、ものを手放すことで得られるメリットは下記です。ミニマリストになることで、得られた結果と考えてください。

  • 時間とエネルギーが増える
  • お金が増える
  • 人のためになることができる
  • 自由が増える
  • ストレスが減る
  • 環境にやさしい
  • 質のいいものを持てる
  • 子供のいい手本になれる
  • 人に面倒をかけない
  • 人と比べなくなる
  • 満足できる

人のためになることができる、子供のいい手本になれる。このあたりは、この本ならではの内容だと思います。

紹介されているハウツーをいくつか紹介します

「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」で紹介されているハウツーをいくつか紹介します。

消費社会のワナにはまらないためのコツ

消費社会のワナにはまらないためのコツとして、下記が紹介されています。

  • 過剰なライフスタイルは、成功の証ではない
  • 広告の手口を知る

社会的なステータスとして浪費に走ったり、知らないうちに広告の手口にはまって買い物をさせられていることに気づかされます。

人の価値は所有物で決まらない

という考え方、とっても大事です。

また、世代間での消費に対する考え方の違い、についての考察は面白いです。

自分の中にある「欲しい」という気持ちを探る

人はなぜものを買い、ため込んでしまうのか。というポイントについて、考察されています。

自分では気づいていない、浪費や捨てられない心理を知ることができます。

ものを欲しいと思う動機を知ることで、物欲から解放される、という考察は、面白いですね。

家族のためのミニマリズム

第10章 家族でより少ない生き方をする。で、家庭のある人のためのミニマリズムについて触れています。

例えば、他の家族のメンバーがミニマリズムを理解してくれない、などに、どう対応するのが良いか、アドバイスをくれます。

  • 自分が見本となって、家族に我慢強く説明する
  • 小さな子供に少ないことの大切さを教える

家族や子供に対するミニマリズムのアプローチの仕方について、触れている本は少ないので参考になると思います。

この本で大事な2つのポイント

本書を通じて触れられている、2つの大事なポイントがあります。

  • 自分の人生の目的を基準に生き方を見つめる
  • 利己的なミニマリズムから、利他的なミニマリズムにシフトする

自分の人生の目的を基準に、生き方を見つめる

まず、自分の人生の目的を基準に生き方を見つめる、ですが、自分の目的に合ったミニマリズムのあり方を見つけよう、ということです。

ただ闇雲に物を減らすだけでなく、目的に合わせて生活をシンプルにして、人生の目的を達成することが重要ということです。

利己的なミニマリズムから、利他的なミニマリズムにシフトする

そして、ミニマリズムを始めて、自分の夢や目標に向けて一歩踏み出す。ニマリズムを実践して、自由と時間の余裕ができ、目標を達成することができたら、つぎは他者の人生の向上に貢献する。

つまり、利己的なミニマリズムから、利他的なミニマリズムにシフトする、ことが必要ということです。

この視点は、なかなか持つことができませんが、重要です。あとで触れますが、ミニマリズムを続けていくにあたって、大事なポイントとなります。

ミニマリズムで他者に貢献することがなぜ重要か

カボチャはこの本を読んで、ミニマリズムで他者に貢献することの重要性を再認識しました。なぜ、ミニマリズムで他者に貢献することが重要なのか説明します。

ミニマリズムでいちばん難しいのは続けること

ミニマリストとして生きていくことでいちばん大変なことはなんだと思いますか。

それは、捨てること?ではなく、ミニマリズムを続けていくことです。

ミニマリストは、何もない部屋、持たない暮らし、といった、生活のダイナミックさに目がいきがちです。ですが、ミニマリズムを続けていくということは、単調であり刺激の少ない生活です。

この生活に意義を持たせて、続けていくためには、ミニマリズムで得られた、自由、時間、金銭的な余裕を、他者に対して使うことが必要になってきます。

これは、自分の人生をより意義のあるものにするためなのですが、利己的に聞こえるかもしれません。ただ、カボチャはそれでいいと思います。

自己満足かもしれませんが、自分の人生を豊かにし、他者の人生を豊かにすることに貢献することは、たとえ動機が利己的であっても素晴らしいことだと思います。

この点を再認識させてくれた本書は、カボチャのバイブルの一冊になりました。

まとめ

「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」を読むことで、ミニマリズムの基本的な考え方を知ったり、ミニマリズムのコツを覚えることができます。

ただ、それ以上に、下記の重要性を、この本は教えてくれます。

  • 自分の人生における目標や目的を持つこと
  • その目標や目的に合わせて、生活をシンプルにすること
  • 他者の人生を豊かにすることに貢献すること

ミニマリズムを知りたい方にもおすすめですが、ミニマリストでいることに、ちょっと疲れてしまった人にもおすすめです。